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皆さんいかがお過ごしでしょうか?
日本に帰ってきてから完全に「共に戦う」ボケになってしまい、今もまだボケボケのユースケですコンニチハ。帰ったらすぐに旅を振り返るはずだったんですが・・・もうすぐ帰国から1ヶ月ですね。書き込み、とてつもなく遅くなってすいません。 日本全国で応援パワーを集めてドイツ入りした僕達には、「日本はいけるはず」という変な自信があった。というより期待が膨らみ過ぎていただけなのかな? でも開幕前はドイツ代表との親善試合の善戦もあって、さらにイケる!と確信した。 初戦のオーストラリア戦。試合前にはスタンドで僕達のジャイアントジャージーがあがった。ワールドカップでは開催国をのぞけば初の快挙?らしい。そして僕も興奮が最高潮に達したところで中村俊輔選手のゴール! 初戦はもらった!! ・・・が、終了間際に悪夢の10分間・・・。いや、ここで夢が覚めたのかなぁ。 そして気が付けば予選敗退、世界のレベルを思い知らされた。 でもドイツでは感動もいっぱいあった。とくにドイツまで駆けつけた日本人サポーターの応援はよかった! 我らがジャイアントジャージーがあがった時は、スタンドはみんなの魂が解き放たれたような興奮に包まれた。 ドン!ドン!という太鼓のベース音が突然止んで、今までの叫び声に近かった歌声、さらに騒音といってもいいような応援から、手拍子の繊細な音に合わせて歌う応援に変わった。まるでフェードインフェードアウトするように・・・。 何万人という人の手の合わさった音に、何万人の人の合わさった歌声が乗っかって、自分を包み込んだ。自分が歌って自分が手拍子を打った音が、スタジアムで反響して一つの音楽に聞こえてくる。みんなの意識がつながって、エネルギーの塊になったんじゃないかな。 試合中も気持ち良くてアドレナリンも出まくって、得点やファインセーブの瞬間はまさに狂喜乱舞。隣で抱き合っている女の子達をみて「やべっ!乗り遅れた!」と感じつつ、とりあえず目の合ったオジさんと抱き合っちゃった。 まるでスタジアム全体がふたつの生き物になって、ピッチの状況と共に変化している。そんな気がした。ジャージーの色で分かれたふたつの生き物がせめぎ合い、最終的に飲み込んだ方の勝ち・・・。 でも日本人と他の国の人は、サッカーに対する何かが違う。ドイツで直に感じたもののひとつは、まさにそういうこと。 たとえば親善試合のドイツ代表戦。スタンドのほとんどがドイツ人だったのもあるけど、ほんと鳥肌が立った。ピッチとスタンドが完全に融合して、さらに全員が一つの意識でつながっていることを体感した。ライバルなのにこっちまで楽しくなったし、すごく気持ちよくなったな。 人間は言葉や動作を介さずに意思が伝わった時、ものすごいアドレナリンが出るらしい。友人や仲間と一緒にいると、楽しくなったり心地よくなるのはそのためだそうだ。 もし、監督の考えていることと、ピッチにいる選手一人一人の気持ち、そしてスタンドにいるサポーターの願いがシンクロしたら・・・すごい快感だよな。さらにテレビで観ている人、ラジオで聴いている人までシンクロしたら、国中がもうすごいことになりそうだ。いや、ワールドカップ期間中のドイツは、確実にそうなっていたと思う。 ドイツだけじゃない。強豪といわれる国は選手とサポーターが何かでしっかりつながっているような気がした。 それは国民性の違いかな?とも思うけど、やっぱり「歴史」だと思う。 ドイツの人たちはほんと、みんながサッカーの楽しみ方を知っている。心の底からサッカーを愛していて、自分たちの代表を誇りに思っている。日本人とは比べものにならないほど・・・。 僕もこんなマイナスな話なんか本当はしたくはない。でも今回のワールドカップで感じたものをもっと次につなげるためにも、サポーターのリアルな気持ち、選手一人一人のリアルな気持ち、そしてチームの気持ちを本気でぶつけて、ディスカッションして、そして発信する機会がないと前に進まないし一つになれないと思う。 日本人サポーターのマナーと優しさは間違いなく世界一。でも選手が強くなるためには、そしてサポーターがもっと楽しむためには、フェアな意味の厳しさも絶対に必要。 世界のレベルは確かに予想以上に高かった。すごかった。それはわかったけど、どっか不完全燃焼のところもある。「日本はもっと強いんだよ! 実力はこんなもんじゃねーぞ」って言いたかったよ、世界に向けてね。こんな思いは二度としたくないな。 ちょっと熱くなりすぎたけど、それにしても「共に戦うプロジェクト」の旅はほんとに面白かった。 この旅ではjaVanやjaVanがないとき借りていたレンタカーに、必ずサッカーボールを積んでいた。このワールドカップで使われた「+チームガイスト」に、途中からは決勝球の「+チームガイスト・ベルリン」も。 僕は車から降りてどこかへ行くとき、なるべくそのボールを持ち歩いた。そして通りすがりの人がボールに視線を送ってきたら、僕はとりあえずパスを出してみた。パスは全部返ってきた。なかなか返ってこないドリブラーな子供もいたけど。 サッカー少年はもちろん、初めて会ったばかりで名前も知らない人や、言葉が全然通じない海外の人たちと、一緒にボールを蹴って、笑って、叫んで、怒って(もちろんミスをした自分に)・・・。 たった一つのボールがあればどこでも、誰とでもできる。そしてコミュニケーションがとれる。サッカーって本当にすげえなぁ。 ブラジル戦の90分が終わると、スタジアムには興奮するサポーター達の声、拍手、笛の音が鳴り響いていた。そしてジャパンブルーとカナリアイエローに分かれたスタンドは、一斉にたかれたカメラのフラッシュでまるで打ち上げ花火のようだった。 「あー、終わったぁ」。今まで味わったことのない感覚だった。 僕はスタンドで立ちつくし、数え上げたらキリのないほどの出来事を思い返していた。そして今まで怒ったり喜んだりしたのがすべていい思い出に変わったような、すがすがしい気持ちになった。 その感覚からいまだに抜け出せていないような気もするけれど、それくらい3ヶ月もの間、本当に貴重な体験をさせてもらいました。「共に戦うプロジェクト」に関わったすべての人へ、ありがとうございましたと言いたいです。 「ジャージーボーイ」の肩書きは実はまだちょっと恥ずかしいけれど、でも自分がやれたことを心から誇りに思います。これからも皆さんと共にサッカー日本代表を愛し、応援していきたい! 長い間ありがとうございました!! P.S. 僕達はまだ少しだけどやることが残っています。思い出したらこのブログをのぞいてください!
by tomonitatakau
| 2006-07-24 22:44
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Comments(7)
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しずちゃん
at 2006-07-26 22:36
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ユウスケさん、ユキさん、3ヶ月間本当におつかれさまでした!私もジャージーにメッセージを書かせてもらいました。ジャイアントジャージー試合のたびに探していました。ジャージーがあがった瞬間、自分の思いがドイツまで飛んでいったようなとても嬉しい気持ちになれました。選手の皆さんもきっと勇気づけられたと思います。日本全国、本当にたくさんの人の思いがつまったジャイアントジャージー、ドイツまで運んでくれてありがとうございました!タカシさん、ステキな写真ありがとうございました。ブログの更新いつも楽しみにしてました。共に戦うプロジェクトのおかげでサッカーが前よりも好きになりました!4年後のW杯も日本全国一体となって全力で応援しましょう!!
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はねP
at 2006-07-28 11:56
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このブログまだ続けてください。これみる度に勇気づけられたしうらやましかった。オシム新生日本代表も気になるけどそれ以外の日本代表のほうが気になります。何年後かとA代表ですからね。かれらに対しても応援していきましょう。
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グラサン
at 2006-09-15 21:44
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皆様本当にお疲れ様でした。
日本、ドイツと縦横無尽に駆け巡りこれもまた思い出ですね。 ドイツではすっかりWCの雰囲気はなくなりCLシーズンです。 今度の大会どうなるのかはわかりませんが是非がんばってもらいたいです。
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shiyamidie at 2007-01-25 17:24
親是在德國麽?
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母
at 2007-02-16 04:24
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親日本在住
何故?
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エアマックス 2011
at 2013-07-26 04:28
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匿名なのに、私には誰だか分かる・・・(^_^;)ありがとう。。。
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